条件付き書式編

条件付き書式①  セルの値(数字や文字)で書式を変更する

▢ 条件付き書式とは

   セルの状況によって、セルの書式を自動的に変化させる仕組みのこと。

▢ セルの状況は3種類 (図1)

  ① セルの値(数字や文字)
  ② 全体に対する割合や状態 計算式の結果と同じ

▢ セルの値(数字や文字)の条件で色付けする。

  条件:40より大きい 等 (簡単な使い方)(図2)

「ホーム」―「条件付き書式」ー「セルの強調表示ルール」-「指定の値より大きい」

▢ 全体に対する割合や状態で書式を変更する

  1.全体に対する割合や状態(データーバー)
    ① 全体の中でどれくらいかが一目でわかる(図1)
    ② 重複する値(図2)
    ③ 一意の値 (図3)
      ※ 重複する値をクリックすると一意の値が表示される

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-63.png

▢ 計算式の結果で書式を変更する

  1.計算式の結果で書式を変更
  <課題> 数値が30以上の時、その行に色を付ける場合
    ① 図1の通り、表を選択する。
      その時のポイントは、左上(田中)をActiveにする。
    ② 図2の通り計算式欄
      =$C2>30を入力
      ※ $C2と、Cを絶対、2を相対とする

2.その他

<課題>データーバーを応用し図3の様にグラフを表示。

  ① C列にB列のデータを参照
  ② C列にデータバーを表示
  ③ C列のデータを消すために
   「棒のみ表示」にチェック 図4
  ④ グラフの最大を100にしたい場合は、図4を設定

チェックボックスで 条件付き書式 をオン/オフする

▢ チェックボックスのオン/オフでグラフをオン/オフする(図1,2)


 1.チェックボックスの設定

   ① 開発タブ-挿入でフォームコントロールのチェックボックスを挿入。(図1、図2)
   ② 「コントロールの書式設定」を開き「リンクするセル」に セル番地を入れる。(図3)
   ③ チェックボックスのオン/オフで、セルにFalse/Trueが表示される
   ④ False/Trueの表示を消したい場合は、「セルの書式設定」で
      「表示形式」-「ユーザー設定」を選択し、「種類」欄に“;;;”を入力すると表示が消える。

 2.条件付き書式設定の設定

   ① E列の合計欄に「データバーを設定する」
     E2~E11を選択し「条件付き書式」-「データーバー」を選択
   ② 「新しい書式のルール」の「次の数式を満たす場合に
     「値を書式設定」欄に「=$F$1=false」を入力 (図4)
   ③ 「条件付き書式ルールの管理」で、「条件を満たす場合は停止」のチェックを入れる(図5)

土日と祝日の色を変える技(関数+条件付き書式)

ファイルをダウンロード

▢ 年月日データの土日だけで無く、祝日の色も変える。
  ① 土・日=TEXT関数と条件付き書式で対応
  ② 祝日=別sheetに祝日データベースと、TEXT関数、MATCH関数、ISERROR関数、
    NOT関数を利用

▢ C,D列に土日の判定を入れる

  ① 書式に”aaa”を設定
  ② C列に土曜日判定の計算式を入れる。
    =TEXT(+A2,”aaa”)=”土”
  ③ その計算式を、条件付き書式にコピーする
  ④ 条件付き書式の範囲を設定する
  ⑤ 土曜日と同じ要領(②~④)で日曜日を設定する

▢  E列に祝日判定の式を入れる

  ① A列の日付が祝日シートのB列(祝日)にあるか
    判定するMATCH関数を利用
    =MATCH(A2,祝日,0)
  ② MATCH関数はデータが無い場合エラーとなるのを利用
    ISERROR関数を利用 =ISERROR(MATCH(A2,祝日,0))
    上記の式はエラーの場合TRUEとなる為に反転する必要がある。
  ③ NOT関数で、 =NOT(ISERROR(MATCH(A2,祝日,0
  ④ 式③を条件付き書式にコピー
  ⑤ 条件付き書式の範囲を設定する

Excel 関数編

INDEX+MATCH 関数の合わせ技の極意を知る

ファイルをダウンロード

▢ INDEX+MATCHで関数組合せの極意を知ることができる。
 ① INDEX関数+MATCH関数を組み合わせて使う数式
 ② VLookUp関数では不可能なことができるから
 ③ 組み合わせて使うというイメージがわかるから

⃞ 数式を作る場合の考え方(あくまで考え方なので“.Fauls”等は式から外しています)

 ① 最終的に何ができるのかを考える(図1)
    ・参照したいのか? 計算したいのか?
    ・この関数を大枠(一番左)に書く

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-24.png

 ② 引数の枠を考える(桜井の数値を調べる)
    ・INDEX(   ,   ) とイメージする(図2)
    ・INDEX(A2:A5, ?  )
   (※最終から考えること)
    ・INDEX(A2:A5,3)   (仮に3と仮定する)
    ※ 最後の3= MATCH(”桜井”,B2:B5)
      (INDEXの時と同じように考える)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-25.png

FILTER関数

▢ FILTER関数の書式(図1参照)
   FILTER(配列,条件,空の場合)
       ↓
  =FILTER(A2;C10,A2;A10=“田中”)
  を入力すると、図2が表示される。
  ※ ProPlasのみの機能

世界一やさしい OFFSET関数の徹底解説 

1.OFFSET関数

実務で役に立つ VLOOKUP関数応用 スゴ技①

ファイルをダウンロード

1.マスターにデーターが無い場合の対処法(図1)

  ① マスター側に広瀬という名前が無い場合の対処法

2.マスターの文字の最後に”␣”がある場合の対処法

 ② 図2のようにマスターの引数の文字に”␣”のような不要な文字がある場合。
 ③ 図3の通り&“*を付ける。
   *”はワイルドカード(後に続く文字は何でもよい)

3.マスターが月で検索元が年月日(図4)

 ① マスターが月(書式で月が入っている)で 検索元はyyyy/mm/dd形式の場合
 ② MONTHで月を抜き出す。

4.マスター側のデータが空欄の場合

 ① 図5のように名前に空欄があると、検索側に “0”が表示される場合。
 ② 図6の通り最後に &”” を付ける

5.マスターの文字と検索元の文字が違う①(図7)

 ① 検索元とマスターの文字が図7のように違う
   ・検索元:BCD-822(前と後ろを”-”でつないでいる)
   ・マスター:AB や ABC等文字数が違う
 ② LEFT関数とFIND関数の合わせ技で対応

6.マスターの文字と検索元の文字が違う②(図8)

 ① マスターの文字が図8の通り検索元の文字と違う
   ・検索側:100-QAZ(数字-文字)但し100は文字
   ・マスター側:100(数字)
   ・VALUE関数で文字の100を数字に変換
 ※ もっと簡単な方法
 ② 文字に“*1”を掛けて数字に変換
 ③ 文字に“+0”を足して数字に変換

練習問題 月の合計を求める ①

問題と解答をダウンロード

〔問題〕
A列にランダムな日付が200個あります。 これらの日付とB列の数値から、D列とE列に月別の集計をしてください。なお、A列B列の表はテーブル形式になっています。

[解決策①]

〔解決策①のポイント〕
  ① A列B列をテーブルにする。 
  ② D列の月に2020/1/1(シリアル値)を入れ、表示形式で1月を出す。
  ③ SUMIFS関数、IF関数、EOMONTH関数の合わせ技を使う。

[解決策②]

〔解決策(2)のポイント〕
  ① A列B列をテーブルにする
  ② E列の数式を配列数式にする
  ③ E列の数式={=SUM(IF(MONTH(Data2[日付])=D2,Data2[数値],0))}

[解決策③]

[解決策③]のポイント〕
  ① A列B列をテーブルにする 
  ② ピボットテーブルを使う。 
  ③ ピボットの表示位置を「既存のワークシート」 開始位置をD1にする。

Excelの上級者はROW関数を使っている

問題と解答をダウンロード

ROW関数の活用①

▢ A-001-01の“001”の部分を連続にしたい。(図1)
  ① =“A-”&TEXT(ROW(),”000”)&”-01”
  ② チェック欄の〇で挟まれた間の数値を合計(図2)

ROW関数の活用②

▢ AB列をテーブル化
  ① C列で〇の行番号を取得
  ② F列で最小値(F1)、最大値(F2)を求める
  ③ 最小値、最大値からアドレスを作成(F3)
  ④ アドレスを使い合計を出す。(INDIRECT関数を活用)

ROW関数の活用③

▢ チェック欄の〇で挟まれた間の数値を合計する
  ① AB列をテーブル化  
  ② C列で〇の行番号を取得  
  ③ C列の最小-最大の数値の合計をF4に表示  

あまり知られていない TEXT関数が実務では大活躍する

ファイルをダウンロード

1.文字列結合の技

2.曜日を入れる技

3.数字を文字列形式に変更する技

IFS関数、SWITCH関数の違いとポイント

ファイルをダウンロード

1.IFS関数、SWITCH関数のイメージ

2.IFS関数、SWITCH関数の引数と考え方

3.IFS関数と、SWICH関数の違い
  ① IFS・・・複数のもの(セルや数式)を判定できるもの
  ② SWITCH・・・判定できるものは1つのもの(セルや数式)
  ③ IFS・・・「大きい」、「小さい」、「ではない」などで判定ができる
  ④ SWICH・・・「等しい」しか判定できない
  ⑤ どれにも該当しなかったら